鹿児島県北薩地域の皆さまが安心して暮らせ、心の支えとなる病院を目指します。

院長挨拶

 

 令和5年4月1日付けで,鹿児島県立北薩病院長を拝命いたしました田中修也です。

 平成5年4月に北薩病院に着任以来,31年連続での勤務になります。それ以前にも2回勤務したことがあり,人生の半分以上を伊佐市そして北薩病院にお世話になっております。ご恩返しができるように頑張って行く所存であります。どうぞよろしくお願いいたします。

 さて,本年4月の人事異動で,北薩病院では,循環器内科3名,呼吸器内科2名,内科2名の医師が着任しました。地域の医療機関にはご挨拶にあがりましたが,この場をかりまして,よろしくお願いいたします。

 5月後半からは,心臓カテーテル検査・治療ができるように準備を進めております。整いましたら,あらためてお知らせいたします。

 

 5月8日から新型コロナの取り扱いが2類から5類へ変更となりました。当院としては,引き続き,感染対策には十分注意していきます。

 

 北薩病院では,令和4年8月に「県立北薩病院あり方検討委員会」からいただいた経営改善に向けての提言に基づき,令和4年10月より運用病床をこれまでの110床から75床に縮小しました。これに併せて,皆様に快適に入院していただけるよう,4~5人の多人数部屋から2~3人の少人数部屋への改築工事を行う予定です。

 

 県立病院として,高度・専門医療を継続できるよう,検査機器の更新も計画的に行っており,令和4年のX線CT検査装置とX線透視装置,気管支内視鏡2本,上部消化管内視鏡を最新の機器へ更新しました。今年度は,下部消化管内視鏡の更新を予定しています。

 これらの装置の導入は,診断精度の向上のみならず,検査時間の短縮や医療放射線被ばくの軽減など,利便性や安全性の改善にも寄与するものと考えております。

 北薩病院には,この他にも多種の検査・診断装置がございますので,主治医の先生とご相談の上,ぜひご活用ください。

 

 また,北薩病院が保有するこれらの高度医療機器を含めた医療資源を地域全体でより活用していただけるよう,地元の医療機関との連携をさらに深めるとともに,行政機関や介護施設,地域包括支援センターとの連絡も密にとりあい,地域包括ケア病床の有効活用に努め,在宅医療・療養を支援させていただきたいと考えております。

 

 公立病院として,診療実績と経営の健全性が求められるなか,北薩病院では,新型コロナウイルス感染症等の新興感染症も含めた感染症に対する医療,救急医療,急性期疾患に対する良質な医療,専門医療,小児医療を提供し,災害医療にも対応できるよう医療体制の整備に努め,これからも地域から必要とされ,さらに信頼いただける病院を目指して,全職員で精進して参ります。

 皆様には,今後とも北薩病院へのご協力,ご支援を,何卒よろしくお願い申し上げます。

 

県立北薩病院長 田中修也 

 

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