当院は、県立の病院として、伊佐市を中心とする県内北部の地域医療の中核病院として重要な役割を果たしています。
具体的には、「急性期医療」、「専門医療」、「地域の医療機関、高齢者施設等の福祉機関の支援」としての役割を担うとともに、救急医療に関しても、「二次救急病院」としての支援や「輪番医制」の一員として、地域に貢献しています。
また、管内の民間病院にはない「脳神経外科」や「神経内科」、「小児科」の診療科を開設しているほか、「呼吸器内科」や「循環器内科」、「外科」、「放射線科」などの専門医による専門医療や高度医療機器を用いた医療など、地域の中核的医療機関として、地域の医療ニーズや民間病院の状況等に対応した高度・良質な医療サービスの提供に努めています。
さらに、糖尿病外来や肝臓病外来,神経内科難病外来を開設するなど、地域の方々の医療ニーズに対応したきめ細かな医療サービスの提供に努めています。
北薩病院の理念
慈愛
言うまでもなく、病院では患者さんが主役です。体や心に病気があって治療の目的で当院を選んで来ていただい ています。全ての職員が「慈愛」の気持ちを持って、患者さんに接することができたら患者さんの心が癒されるのではないでしょうか。人間は、感情の動物です。いつまでも優しい気持ちを持つことは大変なことですが、職員みんなが「慈愛」の気持ちを持ち続ける努力をしていきたいと思います。
協調
病院では、あらゆる職種の職員が働いています。医師、看護師、薬剤師、放射線技師、検査技師、理学療法士,管理栄養士等多くの職種があります。また、入院生活を快適に送ってもらえるように、日々頑張っている清掃係、リネン係など、どの職種が欠けても病院は運営できません。職員間で和やかに仕事ができたら、結果的に患者さんのためになるだろうと思います。
前進
今日の医療の進歩には、目を見張るものがあります。医療の進歩についていかなければ、時代に取り残されてしまいます。歳をとるにつれて、新しいことについていくのには正直言って大変です。しかし、前向きに仕事に取り組んで行くことは、患者さんの利益につながることと思います。
北薩病院の方針
- 患者さんの満足、ご家族の安心を提供します(医療の姿勢)
- 急性期医療の実践と、より高い専門医療を追求します(診療の特徴)
- 地域の救急医療体制に、積極的に貢献します(診療の特徴)
- 地域の医療・福祉との連携を強め、これを支援します(地域の支援)
- 仕事を通して、喜びと生き甲斐を追求します(医療人としての姿勢)
患者さんの権利と義務
権利
- 患者さんは、常に人間としての尊厳を尊重された医療を受ける権利があります。
- 患者さんは、平等にかつ公平に、必要な医療を受ける権利があります。
- 患者さんは、最善の医療を受ける権利があります。
- 患者さんは、治療、看護の内容及び病状経過について説明を受ける権利があります。
- 患者さんは、十分な説明と情報を受け、納得の上、自分の意志で医療を選ぶ権利があります。
- 患者さんは、ご希望により他院での意見(セカンドオピニオン)を聞くことができます。
- 診療の過程で得られた患者さんの個人情報は守られるとともに、診療情報の開示を求めることができます。
義務
- 患者さんは、お互いの入院生活を守るために、定められた諸規則を守る義務があります。
- 患者さんは、他の患者さんの医療を妨害しない義務があります。
- 諸規則に反し、暴言・暴力等の行為がみられた場合には、退院していただくことがあります。
- 患者さんには、治療に要した診療費の支払いの義務があります。