がん診療に関する取組
薩南病院では、がんの治療方針を決定するに当たり、外科、産婦人科、内科、放射線科等複数の専門医による「キャンサーボード」によって十分検討し、最善の医療の提供に努めています。
地域がん診療病院として他の医療機関と連携
地域がん診療病院とは、がん診療連携拠点病院(決められた要件を満たした 厚⽣労働⼤⾂指定の病院)が無い地域(2次医療圏)に、都道府県の推薦を基に厚⽣労働⼤⾂が指定した病院です。基本的に隣接する地域のがん診療連携拠点病院のグループとして指定され、拠点病院と連携しつつ、専門的ながん医療の提供、相談⽀援や情報提供などの役割を担っています。
当院は、県がん診療連携拠点病院である鹿児島大学病院とのグループ指定により令和3年4⽉1⽇付けで地域がん診療病院の指定を受けています。二次医療圏域における中核的医療機関として,鹿児島⼤学病院を中⼼として、他の医療機関とも連携し、術後のフォローを含め、外科的療法・放射線治療・化学療法等の最新の治療や領域外の診療についても治療を実施しています。また、がん地域連携パスを使⽤し,かかりつけ医との連携も⾏っています。
鹿児島大学病院からの紹介件数 令和6年度 60件
当院から鹿児島大学病院への紹介件数 令和6年度 123件
難治性疼痛に対する神経ブロック等について
神経ブロックとは、痛みの原因となっている神経やその周囲に局所麻酔薬を注入する方法です。その際に、抗炎症作用のあるステロイドを併用する場合もあります。
一般的には短時間作用の局所麻酔薬によるブロックが主流ですが、ブロックの種類によっては長期的に神経を遮断する方法もあり、的確に適応を判断することで高い治療効果を得ることができます。
神経ブロックの適応となる病態
(1)大量のオピオイドの全身投与では効果が得られない場合
(2)副作用のために十分な量のオピオイドが投与できない場合
(3)薬物療法より優れた効果が期待できる場合
当院では、担当医と麻酔科医が連携のうえ診療を行っています。当院での診療が困難な場合は、他の医療機関(鹿児島大学病院等)と連携しながらがん疼痛等に対する神経ブロックの提供体制を整備しています。
がん診療に関する情報
薩南病院では次の対象疾患、治療内容に対応しています。
| 対象疾患 | 治療内容 |
|---|---|
| 肺がん | 手術 化学療法 放射線療法 集学的治療 セカンドオピニオンへの対応 |
| 胃がん・胃腫瘍 | 手術 内視鏡的粘膜切除術(EMR) 内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD) 化学療法 放射線療法 集学的治療 セカンドオピニオンへの対応 |
| 大腸がん・大腸腫瘍 | 手術 内視鏡的粘膜切除術(EMR) 化学療法 放射線療法 集学的治療 セカンドオピニオンへの対応 |
| 肝がん・肝腫瘍 | 手術 化学療法 穿刺療法 肝動脈塞栓術(TAE) 放射線療法 集学的治療 セカンドオピニオンへの対応 |
| 乳がん・乳腺腫瘍 | 手術 化学療法 放射線療法 集学的治療 セカンドオピニオンへの対応 |
| 頭頸部がん | 化学療法 放射線療法 |
| 甲状腺がん | 手術 化学療法 放射線療法 集学的治療 セカンドオピニオンへの対応 |
| 食道がん | 手術 内視鏡的粘膜切除術(EMR) 内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD) 化学療法 放射線療法 集学的治療 セカンドオピニオンへの対応/td> |
| 中皮腫 | 化学療法 化学療法 放射線療法 集学的治療 セカンドオピニオンへの対応 |
| 膵がん・膵腫瘍 | 手術 化学療法 放射線療法 集学的治療 セカンドオピニオンへの対応 |
| 胆道がん | 手術 化学療法 放射線療法 集学的治療 セカンドオピニオンへの対応 |
| 十二指腸・小腸がん | 手術 化学療法 放射線療法 集学的治療 セカンドオピニオンへの対応 |
| 血液腫瘍 | 化学療法 放射線療法 集学的治療 セカンドオピニオンへの対応 |
| 原発不明がん | 手術 化学療法 放射線療法 集学的治療 |
| GIST (消化管間葉系腫瘍) |
手術 化学療法 放射線療法 集学的治療 セカンドオピニオンへの対応 |










