病院のホームページをご覧いただきありがとうございます。
令和8年度も10月になり半分が過ぎました。猛暑、酷暑の夏が過ぎ、朝晩はだいぶ涼しくなりようやく秋めいてきた感がします。今年は7月に発生した熊本地震をはじめ、次々と猛烈な台風が日本各地を襲い、それに伴う豪雨災害や土砂災害が日本各地で発生しました。被災された皆さまには心よりお見舞い申し上げます。当院も本年5月には鹿児島県大規模災害訓練の会場となり参加しました。災害拠点病院として日ごろからの備えと訓練が重要であると感じました。
さて当院は令和8年5月に南さつま市村原に新築移転オープンし3年が経過しました。おかげさまで入院患者数、外来患者数ともに順調に増加しているところです。
引き続き次の4つの大きな目標を掲げて努力してまいります。
① 周産期医療体制の整備
② 高度・専門医療の提供
③ 救急医療や災害医療体制の充実
④ 地域包括ケアシステムにおける後方支援病院としての機能の充実
*今年度は特に分娩数の増加、救急車受け入れ数の増加に病院全体で取り組みます。
このような中、薩南病院では、鹿児島県の県立病院、さらには全国の医療機関を巻き込む2つの大きな流れに直面しています。
一つ目は、「県立病院在り方検討委員会」です。
この委員会は、2040年以降の社会も見据えた、県立病院が担うべき役割・診療機能、適正規模などを検討するものです。
これまで、4回の委員会を開催するとともに、各県立病院の視察が行われ、本年度中に薩南病院についても今後の在り方の提言がなされる予定です。
5月に示された中間報告においては、
○引き続き、地域に不足する医療等を提供する役割を担う
○今後、地域の医療提供体制が縮小していく可能性があることに留意する
○医療資源の有効活用やスケールメリットを活かした経営効率の向上を図る
などが基本的方向として示されました。
二つ目は、「新たな地域医療構想」です。
この構想は、高齢化や人口減少がさらに進む2040年とその先を見据えた医療提供体制の構築を目指すものです。
各医療機関が、急性期、在宅医療、リハビリなどの専門的な機能などの適切な医療提供体制の構築するため、それぞれの医療圏などに設置される「地域医療構想調整会議」において、2028年度までに策定することになります。
薩南病院は、現状では、これまでの急性期医療の継続を主としつつ、今後の人口減少や地域の医療機関の縮小などの状況を踏まえ、訪問診療の充実やケアミックス型の医療機関へと舵を切っていくことも検討する必要があるのではないかと考えています。
時代の流れに対応しつつ、薩南病院がこれからも地域の皆様に信頼される病院であり続けることに、引き続き、尽力いたします。皆様には当院へのご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
令和8年10月
県立薩南病院長 三枝伸二










