鹿児島県北薩地域の皆さまが安心して暮らせ、心の支えとなる病院を目指します。

臨床検査部

業務内容と医療機器

一般検査

一般検査

一般検査室では、おもに患者さんの体液(尿・髄液・胸腹水等)を検査します。そこから得られる情報は、体の中の異常をチェックするために大きな意味をもちます。

尿定性検査 尿中の糖や蛋白、血液等の存在を検査して(+)、(−)で報告します。
尿沈渣 尿中の有形物(赤血球、白血球、円柱、細菌等)を顕微鏡で実際に見て調べます。
尿糖定量 尿中に含まれる糖の量を測定します。糖尿病患者におけるコントロール基準として重要です。
尿タンパク定量 尿中のタンパク量を測定します。主に腎臓疾患診断のために検査します。
髄液検査 髄液中の糖、蛋白、細胞数等を検査します。脳や脊髄の異常が疑われるときに検査します。
胸腹水検査 タンパク量、リバルタ反応、癌細胞の有無等の検査をします。

血液検査

DSCF0542血液検査では貧血検査、白血病等の血液形態検査、凝固線溶検査を行います。

血液一般検査 赤血球、白血球、血小板の計数やヘモグロビン、ヘマトクリットの計測をします。 貧血の有無や貧血の種類の診断に用いられます。
白血球の種類を分類し%で報告することにより、炎症の程度、原因等をある程度推測できます。
血液像 血球の形態をより詳しく知る必要がある場合、標本を作成し顕微鏡で分類します。
骨髄穿刺液検査 白血病など特殊な血液疾患を疑う場合、胸骨や腰骨に針を刺して骨髄液を吸引し、細胞数の計数や特殊染色を実施します。
凝固機能検査 PT・APTT・フィブリノーゲン・ヘパプラスチン・FDP・AT3
出血性疾患の診断、術前検査。凝固異常のある疾患の診断に利用されます。

血清検査

血清検査血清検査

感染症は、その原因となる異物(微生物やウィルス)等が体内に侵入したとき、それに対する抗体が作られます。その抗体を検査することで、特定の病気にかかっているかどうかがわかります

感染症検査 インフルエンザ・梅毒定性(TPHA・RPR)・ B型肝炎・C型肝炎・マイロプラズマ・溶連菌・hMPU・アデノウィルス抗原・RSウィルス抗原
リウマチ様因子検査 自己免疫疾患を調べる検査です。
血糖検査 血液中に糖がどの位含まれているか調べる検査です。
グリコヘモグロビンA1c検査 過去1〜2ヶ月の血糖値の平均がわかる検査です。
薬物血中濃度 フェニトイン・バルプロ酸ナトリウム・テオフィリン・ジゴキシン
腫瘍マーカー・ホルモン検査 AFP・CEA・CA19-9・FT3・FT4・TSH・フェリチン・PSA・インスリン・BNP
 
輸血検査 輸血療法において、患者又は輸血用血液に起因する副作用防止のために行う、患者又は供血者(血液)に対する検査。
血液型不適合輸血を防止するための検査です。
  • 血液型確認:オモテ検査とウラ検査の実施及び2重のチェック
  • 交差適合試験:ABO血液型の不適合を検出でき、かつ37度で反応する臨床的に意義のある不規則抗体を検出できる間接抗グロブリン試験を含む適正な方法を用いて検査します。
  • 不規則抗体検査:過去に出産や輸血等で他の血液が体内に入った場合、それに対する抗体ができることがあります。それを確かめて安全に輸血をするための検査です。
  • 生食ーブロメリン法(パパイン分解酵素を利用した初期抗体検出法)
  • Pegクームス法(感度の高い不規則抗体検出法)

生化学検査

生化学検査

生化学検査は血液(全血・血清・血漿)・尿などの生体より採取された試料中の様々な化学成分を定量する検査です

現在では自動分析装置を使用して,短時間に多くの項目を検査することが可能になりました。

肝臓 GOT(AST),GPT(ALT),ALP,LDH,ChE,γ-GTP総ビリルビン・直接ビリルビン,総蛋白,TTT,ZTT,アンモニア,アルブミン
腎臓 BUN,CRE,Ccr,尿酸
脂質 中性脂肪,総コレステロール,HDLコレステ ロール,LDLコレステ ロール
膵臓 アミラーゼ
電解質 Na,K,CL
心臓 CPK,CPK-MB,トロポニン-T,LDH
無機物 Ca,P,fe
免疫 CRP
血液ガス分析 動脈血中の酸素分圧,二酸化炭素分圧等を機器で測定します。

 

生理検査

DSCF0541

体に直接電極を取りつけて、体内からの信号を取り出します。
それを増幅して波形等に変換すると、脳波や脈波や心電図が記録されます。
通常、痛みなどはありませんのでリラックスして検査を受けることが大事です。

心電図検査 心臓の電気的な異常,不整脈(リズムの乱れ),心臓肥大の有無などがわかります。
心臓は縮んだり,元に戻る時にごく弱い電気を起こし,この電気信号を合図に筋肉が動きます。
この電流の変化を波形のグラフで記録したものが心電図です。
負荷心電図検査 運動による負荷を加えることで,安静時には発見しにくい狭心症など,虚血性心疾患(心筋に十分な酸素がいかなくなる)の診断に広く用いられます。
ホルター心電図
検査
患者さんに小さな心電図記録計をつけて,24時間の心電図を持続的に記録し,あとでコンピューターで解析、診断するのがホルター心電図です。
肺機能検査 肺活量や,初めの1秒間に強く吐き出した量などを測定することにより,肺の異常の有無を調べます。当院では肺気量分画の他に,呼吸低抗も測定できます。
脳波検査 脳細胞は微弱な電気的刺激を出すことによって,互いに情報をやりとりしています。この電気的刺激を検出し,記録するのが脳波検査です。
眼底検査 眼底の血管をカメラで撮影することで,動脈硬化や高血圧の進行度,眼球の病気,などの有無を調べます。

ABI検査

動脈硬化を放置しておくと,脳出血(くも膜下出血)・脳梗塞・狭心症・心筋症等を引き起こすおそれがあります。 この検査は両手,両足首の4箇所の血圧を同時に測定することにより,動脈硬化度を測定し,血管の硬さ,閉塞状態などを容易に痛みなく調べることができます。

睡眠時無呼吸症候群の検査

睡眠時無呼吸症候群は,睡眠中に何回も呼吸が止まりぐっすり眠ることができない病気です。
この検査は,体にセンサーを取り付けて寝るだけの簡単な検査です。

腹部エコー

人間の耳に聞こえない超音波という音で,肝臓や胆のう,腎臓などを観る検査です。

細胞診検査

「癌細胞」を顕微鏡で見分けたり、探し出す検査法です。   
当院では、主に喀痰や尿から細胞を集めたり、乳腺や甲状腺、リンパ節のしこりに注射器をさして細胞を吸い取り、それを染色して顕微鏡で調べます。

  • 細胞診の長所:痛みなどの侵襲が少なく繰り返し検査することが出来ます。
  • 細胞診の短所:良性病変にも悪性を思わせる細胞が出現したり、悪性病変にも良性を思わせる細胞が出現することがあります。

 

検体 代表的な病変
喀痰 肺癌等
尿 膀胱癌・腎盂癌等
胸水 肺癌・転移性肺癌等
腹水 胃癌・卵巣癌・肝細胞癌等
胆汁 胆道癌・膵癌等
針が刺せる部位 乳癌・甲状腺癌・及びリンパ節への癌転移や悪性リンパ腫等
 

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