鹿児島県南薩地域の皆さまが安心して暮らせ、心の支えとなる病院を目指します。

放射線部

機器紹介

一般撮影

画像読み取り装置
画像読み取り装置

一般撮影装置で、撮影されたX線画像(胸部、腹部、骨等)は、全てデジタル化され,スピーディーで鮮明な画像を提供することが可能です。
画像の持ち出しは、CD-Rで出力してお渡しすることが可能です。

乳房エックス撮影

微少石灰化乳房エックス撮影
微少石灰化

乳房エックス線撮影装置は、日本医学放射線学会の定める仕様基準を満たした装置 です。
この装置の特徴は、14インチ×17インチの広いサイズを縮小して、11インチ×14インチフィルムの半分に画像として記録するため、高分解能の画像が得られます。
このため、早期乳癌である微小石灰化の描出に威力を発揮します。
撮影に際しては、受診者の放射線によるリスクを最小限にとどめると共に受診者に対して高品質な画像を提供できるように努めています。

CT検査

64CT

CT装置は、64列マルチスライスCTです。
撮影した検査データより任意の断面を作成したり,3次元画像の表示が短時間で可能となりました。
また,検査ニーズに応じた多彩なアプリケーションを採用することで,冠状動脈の検査等の新しい検査情報が提供できるようになりました。
また,大幅な短時間撮影による被ばく線量の軽減と画像の鮮明化が得られ,患者さんにとってストレスの少ない状況下で身体各部の撮影が可能となりました。

 

 

SMA閉塞第四助骨骨折
上腸間膜動脈閉塞   第四助骨骨折

透視検査

透視検査
ステント留置
ステント留置

透視撮影装置は、間接型フラットパネル(17インチX17インチ)の大視野(腹部全体を表示)なディテクターを有する)装置です。
大視野によるメリットとしてイレウスチューブ挿入や胸腔ドレインチューブ挿入の際、全体の把握が容易なため患者様及び術者に負担なく処置が可能です。
その他、この装置で主に行われる検査や処置
ERCP(胆道膵管造影)ステント留置等
胃透視造影
注腸透視造影
気管支鏡
下部消化器鏡 など

心・血管造影検査

心・血管造影検査

心・血管造影装置は、間接型フラットパネル(8インチX8インチ)の装置です。
8インチサイズ側は、心臓カテーテル検査(fig1)やペースメーカの埋設等を行うときに用います。
また、カテーテルを用いて、腹部血管造影(fig2)及び肝臓腫瘍に直接抗ガン剤を投与する等に用います。

 

fig1 右冠動脈閉塞fig2 左肝腫瘍へ抗ガン剤を投与
fig1 右冠動脈閉塞      fig2 左肝腫瘍へ抗ガン剤を投与

RI検査

RI検査
fig3
fig3

RI撮像装置は、2検出器型(ホールボディ、スタティック、SPECT)です。
核医学検査は、目的とする検査項目に集まる性質をもつ放射性医薬品を注射し、それからでる放射線の様子を写真に撮って、病気や臓器の状態を調べる検査です。
当院で主に行っている検査
骨シンチ (骨転移、外傷、微小骨折等)
ガリウムシンチ(腫瘍、炎症等)
心筋シンチ(虚血性心疾患、viability、壁肥厚、EF等)(fig3)
肺血流シンチ(肺高血圧症、肺梗塞等)
その他(パーキンソン、副甲状腺等の検査)

放射線治療

fig4放射線治療
fig4
放射線治療放射線治療
fig5             fig6

放射線治療装置は、X線(6MV・10MV)及び電子線(6、9、12、15MeV)のエネルギーを有し、メガボルト対応のフラットパネル(間接型)を用い、CBCT(3次元撮影)及びLG(2次元撮影)が可能な(直線加速型)装置です。
この装置の特徴は、3次元治療計画装置で作成した治療計画(3次元分布図:fig4)を精度よく実施するため、治療前に治療部位の写真を3次元及び2次元撮影することにより3次元治療計画装置の画像(fig5)とリニアック装置の画像(fig6)をフュージョンし、X・Y・Z軸の座標 を得て、体の治療部位に印をつけます。
これにより、治療計画を忠実に実施することが可能になりました。
また、週1回鹿児島大学より放射線治療専門医師が来院し、放射線治療計画及び診察を行い、その他の治療期間中は、当院放射線科医師の診療において、質の高い放射線治療を提供しています。

 

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