鹿児島県南薩地域の皆さまが安心して暮らせ、心の支えとなる病院を目指します。

院長挨拶

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新年度のご挨拶

 

 通勤途中の山々に淡いピンクの山桜が目立つようになりました。街なかでも満開のハクモクレンや早咲きの桜がみられ,今年は例年より春の訪れが早いように感じます。
 今年もたくさんの人者・新人のスタッフを迎え令和4年度がスタートしました。 コロナの流行に加え、今年度は新病院の開院に向けて多くの準備が必要となり例年以上に忙しい1年になると思います。
 新しい戦力を加え、新たな気持ちで病院全員で協力して今年1年頑張っていきたいと思います。

 さて、来年春にはいよいよ新薩南病院が開院予定です。 現在南さつま市加世田村原に6階建て150床の病院を建設中です。

 工事の進捗状況は3月で杭工事が終了し、 基礎工事のための掘削作業が始まったところです。 建屋が立ち上がるのは7月ごろで来年春の落成を予定しています。

 新病院には現在の内科 (人工透析)、外科、循環器科、消化器科、放射線科に加え地域から要望の大きかった産婦人科 、小児科、麻酔科を新設する予定です。

 外来には、 新たに循環器病センター、消化器病センター、 人工透析センターを設け集約化、 専門診療の充実を図ります。

 救急対応では救急外来とは別に感染症外来も2室設置し、屋上ヘリポートも設置します。 診断治療機器もCT、 血管造影装置 (アンギオ) 放射線治療装置、(リニアック) RI診断装置、各種超音波診断装置(エコー) などを最新のものに更新し、新たにRI撮影装置を新設します。

 病棟ではプライバシーの保護に配慮し個室の割合を増やすとともに、 従来の2人部屋より独立性の保てるZ型の病室(おそらく日本初) を設けます。 患者さんがゆっくりすごせる広く明るいデイルームも各病棟に設置しています。 新病院は医療の質を保ちながら、明るく清潔で働きやすい病院、そして何よりも患者さんに頼りにされ、受診しやすい、快適な人院生活が送れる病院を目指します。
 今年1月から急速に拡大したオミクロン株による新型コロナの第6波はなかなか収束する気配を見せません。 日本国内では2月5日に初めて感染者が十万人を越えてピークになりましたがその後の減少は緩やかで3月20日現在5万人程度で推移しています。 鹿児島でも2月1日に744人でピークを迎えましたが、現在も400人前後の発生が続いています。 鹿児島でもさらに感染力が強いといわれるBA-2の感染が報告され、 再拡大の可能性も出ています。

 3月21日には全国で蔓延防止措置が解除になりましたが、 3回目のワクチン接種を継続し、 一人一人が基本的な感染対策を続けるしかないと思います。
 新型コロナ感染症の流行によって、会食や宴会、旅行などの規制、自粛が始まって2年がすぎました。病院の送別会も今年で3年連続中止となり寂しく残念な思いがします。 自分の思いを伝えたり、疲れやストレスを発散したりする場所が少なくなり、 わたしを含めみんながうつうつとした気分で世の中全体に閉塞感が漂っているように感じます。 おまけにロシアによるウクライナへの侵攻がはじまり、さらに暗い気分に追い打ちをかけられました。 こんな時はイライラがつのり利己的になって、 他人のために何かしたり、優しくすることが難しくなるように思います。 昔、中学校で 「サンキュー」に対して「ユア・ウェルカム」と答えると習いました。

 しかし、最近は「サンキュー」に対しては「マイ・プレジャー」を使う方が普通だそうです。 前者は「そんな大したことじゃないですよ。 どういたしまして」 後者は「これは自分のよろこびですから、そんなお礼なんて必要ないですよ」 ぐらいの意味でしょうか? 後者は相手の負担を少し軽くしているように感じます。 なかなかやるなアメリカ人と思いました。こんな時代だからこそ、他人を思いやり優しくすることができれば素敵だなと思います。

 

 令和4年4月

 鹿児島県立薩南病院 院長 三枝伸二

 

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