鹿児島県南薩地域の皆さまが安心して暮らせ、心の支えとなる病院を目指します。

院長挨拶

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新薩南病院が開院しました

新薩南病院が令和5年5月南さつま市加世田村原に移転オープンしました。

新病院は鉄骨造で免震構造,地上6階建,屋上にヘリポートを併設しています。
延床面積はおよそ15,000㎡で旧病院より1.35倍広くなりました。
病床数は一般146床,感染症4床,結核10床の計160床です。
診療科は従来の内科,循環器科,消化器科,人工透析内科,外科・消化器外科,放射線科に加え,新たに産婦人科,麻酔科を新設,平成19年より休診となっていた小児科を再開しています。

新病院では南薩地区における地域医療の最後の砦として,これまで以上に住民に信頼され,安心して医療をうけられる病院となれるよう次の4つを大きな目標に掲げました。

①周産期医療体制の整備
・人口減少
・高齢化が進む地方が生き残っていくには子供が生まれ育つ環境の整備が必要といわれています。産婦人科,小児科を設置し,出産,子育てへ貢献します。

②高度・専門医療の提供
・医療資源の集中と診療体制の集約化を図るため循環器病センター,消化器病センター,透析センターを設置しました。
・MRI撮影装置の新設,PCI用血管造影装置の増設,CT,リニアック(放射線治療装置)の更新など最新医療機器を導入しています。

③救急医療や災害医療体制の充実
・診療圏内で完結する医療,断らない医療を目指します。
・免震構造の病院整備,ヘリポートの有効利用により災害時の診療継続を目指します。

④地域包括ケアシステムにおける後方支援病院としての機能の充実
・地域の医療機関・介護施設,在宅医療において精密検査や緊急対応が必要な時の支援を行います。

新薩南病院がスタートしました。
病室からは加世田の市街地が一望でき,またこの時期は田植えの終わった水田や周囲の山並みの新緑が目に映え心洗われる思いがします。移転により南さつま市はもとより南九州市,枕崎市からのアクセスも良くなりました。
地域の大きな期待に応えて患者さんに感謝され喜んでもらえる病院を目指します。
今後ともご支援よろしくお願いします。

令和5年6月
県立薩南病院長 三枝伸二

 

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