鹿児島県姶良地域の皆さまが安心して暮らせ、心の支えとなる病院を目指します。

熊本地震の被災者に対する保健医療活動派遣(DPAT)

平成28年4月17日から平成28年6月28日まで合計15班を派遣し,主に御船圏内や宇城圏内で診療及び保健相談等の保健医療活動を行いました。

被災状況
被災状況
DMATとの合同ミーティング
DMATとの合同ミーティング
DPATミーティング
DPATミーティング

「鹿児島県 災害派遣精神医療チーム(DPAT)」

派遣期間
派遣職員
医師
看護師
保健師
業務調整員
第1班 4/17~4/20 山畑 良蔵 鶴田 恵
祝儀園 誠
惠島 礼子 (PSW) 吉田 秀宏
(運転技師)
第2班 4/20~4/23 新里 研吾 上園 真琴
古城 弘
坂下 喜美子 (PSW)
第3班 5/ 2~5/ 5 堀切 靖 月精 直人 県保健師1人 県職員1人
第4班 5/ 5~5/ 8 和田 学 川越 慎也 県保健師1人 県職員1人
第5班 5/ 8~5/13 松久保 秀幸 日高 大介 県職員1人
第6班 5/15~5/18 中山 龍次郎 桑水流 康文 県職員1人
第7班 6/ 1~6/ 4 院外医師1人 院外看護師1人 県職員1人
第8班 6/ 4~6/ 7 下 洋央 田中 一敏 県職員1人
第9班 6/ 7~6/10 院外医師1人 院外看護師1人 県職員1人
第10班 6/10~6/13 川床 貴史 大橋 理恵 県職員1人
第11班 6/13~6/16 吉牟田 泰史 尾上 道子 県職員1人
第12班 6/16~6/19 県医師1人 県保健師1人 県職員1人
第13班 6/19~6/22 新里 研吾 福岡 剛 県職員1人
第14班 6/22~6/25 院外医師1人 院外看護師1人 県職員1人
第15班 6/25~6/28 中山 龍次郎 里 新之助 県職員1人

「鹿児島県 災害派遣精神医療チーム(DPAT)の活動状況」

期間メンバー活動内容対応件数
1班 4/17~ 4/20 医師
看護師
看護師
PSW
運転技師
山畑
鶴田
祝儀園
惠島
吉田
〇現地拠点本部における連絡調整
〇益城病院現地視察(情報収集)
避難している特別養護老人ホーム「花へんろ」にて、理事長から情報収集
〇避難所における相談対応、入院援助(搬送)
熊本市職員から情報提供があり、避難所で不穏状態の患者を診察、入院に同意したことからかかりつけ医へ搬送(入院援助)
1件
2班 4/20~ 4/22 医師
看護師
看護師
PSW
新里
上園
古城
坂下
〇避難所での情報収集
〇避難所での相談対応
統合失調症、気分障害、認知症等の診断を受けている者、急性ストレス反応の症状のある者等
23件
3班 5/2~ 5/5 医師
看護師
保健師
ロジ
堀切
月精
大園
加藤
〇希望が丘病院(御船町)での情報収集
〇希望が丘病院から自宅へ退院した患者等への訪問看護(医師同行)
〇希望が丘病院周辺地域の個別訪問
滋賀県チームと同行、メンタルヘルスニーズ確認
〇御船町保健医療支援者ミーティングに出席
・訪問看護
7件
・地域訪問
77件
4班 5/5~ 5/8 医師
看護師
保健師
ロジ
和田
川越
上園
大吉
〇希望が丘病院から自宅へ退院した患者、通院患者等への訪問看護(医師同行)
〇希望が丘病院周辺地域の個別訪問
滋賀県チームと同行、メンタルヘルスニーズ確認
・訪問看護
12件
・地域訪問
87件
5班 5/8~ 5/13 医師
看護師
ロジ
松久保
日高
東條
〇希望が丘病院から自宅へ退院した患者、通院患者等への訪問看護(医師同行)
〇希望が丘病院周辺地域の個別訪問
滋賀県チームと同行、メンタルヘルスニーズ確認
・訪問看護
16件
・地域訪問 145件
6班 5/15~ 5/18 医師
看護師
ロジ
中山
桑水流
秋吉
6月以降、宇城圏内(宇城市、宇土市、美里町)を鹿児島が担当することを想定し、宇城圏域の活動を実施
〇宇城保健所・宇城市保健福祉センターで避難所情報について徳島DPATから引継ぎ
〇宇土市内の避難所訪問について静岡DPATから引継ぎ 等
・避難所等 面接6件 (診察含む)
7班 6/1~ 6/4 医師
看護師
ロジ
中村
和田
神戸
①御船保健所圏域(御船町、嘉島町、甲佐町、山都町)
②宇城保健所圏域(宇城市、宇土市、美里町)での避難所及び地域の個別訪問活動を実施
〇調整本部全体会議に参加(6/3)
・避難所等面接14件 (診察含む)
8班 6/4~ 6/7 医師
看護師
ロジ

田中
濵島
①御船保健所圏域(御船町、嘉島町、甲佐町、山都町)
②宇城保健所圏域(宇城市、宇土市、美里町)での避難所及び地域の個別訪問活動を実施
・避難所等面接10件 (診察含む)
9班 6/7~ 6/10 医師
看護師
ロジ

吉井
桐原
①御船保健所圏域(御船町、嘉島町、甲佐町、山都町)
②宇城保健所圏域(宇城市、宇土市、美里町)での避難所及び地域の個別訪問活動を実施
・避難所等面接9件 (診察含む)
10班 6/10~ 6/13 医師
看護師
ロジ
川床
大橋
緒方
①御船保健所圏域(御船町、嘉島町、甲佐町、山都町)
②宇城保健所圏域(宇城市、宇土市、美里町)での避難所及び地域の個別訪問活動を実施
・避難所等面接10件 (診察含む)
11班 6/13~ 6/16 医師
看護師
ロジ
吉牟田
尾上
磯野
①御船保健所圏域(御船町、嘉島町、甲佐町、山都町)
②宇城保健所圏域(宇城市、宇土市、美里町)での避難所及び地域の個別訪問活動を実施
・避難所等面接9件 (診察含む)
12班 6/16~ 6/19 医師
看護師
ロジ
竹之内

福重
①御船保健所圏域(御船町、嘉島町、甲佐町、山都町)
②宇城保健所圏域(宇城市、宇土市、美里町)での避難所及び地域の個別訪問活動を実施 〇調整本部全体会議に参加(6/17)
・避難所等面接4件 (診察含む)
13班 6/19~ 6/22 医師
看護師
ロジ
新里
福岡 四位
①御船保健所圏域(御船町、嘉島町、甲佐町、山都町)
②宇城保健所圏域(宇城市、宇土市、美里町)での避難所及び地域の個別訪問活動を実施
〇宇土市職員向けメンタルヘルス講演(6/20)
・避難所等面接4件 (診察含む)
14班 6/22~ 6/25 医師
看護師
ロジ
福田
永川
野添
①御船保健所圏域(御船町、嘉島町、甲佐町、山都町)
②宇城保健所圏域(宇城市、宇土市、美里町)での避難所及び地域の個別訪問活動を実施
〇宇城市管理職職員向けメンタルヘルス講演(6/23)
〇調整本部全体会議に参加(6/24)
・避難所等面接3件 (診察含む)
15班 6/25~ 6/28 医師
看護師
ロジ
中山

鶴田
①御船保健所圏域(御船町、嘉島町、甲佐町、山都町)
②宇城保健所圏域(宇城市、宇土市、美里町)でオンコール待機
〇宇城市職員向けメンタルヘルス講演(6/27)
〇熊本県DPAT(桜ヶ丘病院)へ引継ぎ
0件
 

応接室に歴代院長の肖像を掲示しました

 

管理棟2階応接室に歴代院長の肖像を掲示しました

 

3年ほど前,上山院長の元に徳島県立博物館の館長から電話があり,「私は九大農学部で大沢教授の教えを受けた者ですが,教授の父上は貴院の前身である鹿児島病院精神科分院の初代精神科部長です。貴院に大沢部長の記録はありませんか。」とのお尋ねでした。

院長は病院にあった資料を送り大沢教授ご本人とも連絡を取ったところ,「家族は平野町に住んでいて,毎朝黒塗りの車が父を迎えにきていたことを子供心に覚えています。」とのことで,大沢部長の写真も借りることができたことから,院内に歴代院長の肖像を飾ろうということになりました。

 

当院の歴代院長は初代精神科部長の 大沢 宏 先生,2代目の新名 常造 先生,鹿児島保養院初代院長の 佐藤 幹正 先生,2代目の 佐保 威彦 先生,3代目の 新里 邦夫 先生,そして4代目の上山院長です。

 

2代部長の新名先生は昭和6年に当院を退職後,福岡県立精神医療センター太宰府病院の初代院長を務められたことが同病院のホームページにあったので問い合わせてみましたが,残念ながら同病院にも肖像はありませんでした。しかし,山畑副院長がインターネットで「九大医学部精神科病棟雑誌ココロ新名常造博士居追悼号」という古書を見つけて入手されたところ,幸い新名先生の肖像が1枚だけ掲載されていました。

 

保養院初代院長の佐藤先生は鹿児島大学医学部教授も兼ねておられたことから,鹿児島大学の教授退官記念誌に肖像がありました。

 

2代院長の佐保先生は,ご次男が鹿児島医療センター麻酔科の先生ということでご連絡したところ,ご長男が当院まで写真をご持参くださいました。

 

新里先生,上山先生の写真はいま準備中ですが,大沢先生から佐保先生までの4代の写真は既に応接室に掲示しましたので,職員の皆さんも何かの折りに歴代院長の肖像をご覧になってください。

 

先生方が鹿児島県の精神科医療を支え続けてきた当院の歴史を語りかけてくださるような気がします。

 

左から大沢部長,新名部長,中央に自治体立優良病院表彰状,佐藤院長,佐保院長左から大沢部長,新名部長,中央に自治体立優良病院表彰状,佐藤院長,佐保院長です。

 

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平成24年度自治体立優良病院表彰受賞

姶良病院が平成24年度自治体立優良病院表彰を受賞しました

去る5月24日,東京都千代田区平河町の「都市センターホテル」3階コスモスホールにて,平成24年度自治体立優良病院表彰式が行われ,山畑副院長が表彰状と記念の楯を授与されました。
これは近年,上山院長を筆頭に姶良病院の職員一同が力を合わせて経営の改善に取り組んできた努力が認められたものだと思います。

今回表彰を受けたのは,総務大臣表彰が4病院,両会長表彰が5病院で,当院は両会長表彰を受けました。
ちなみに両会長とは全国自治体病院開設者協議会 会長 西川一誠 福井県知事,全国自治体病院協議会 会長 邉見公雄 赤穂市民病院名誉院長の両会長です。

表彰の選考基準はいくつかありますが,当院は「表彰年度の前々年度以前5ヶ年間において黒字である,または,経常収支が5%以上改善かつ表彰年度の前々年度において黒字である。さらに不良債務及び累積欠損金が減少している。」ということで受賞しましたが,併せて他会計繰出金や人件費の比率が黒字病院の全国平均を下回っている,地域医療に貢献しているなど,幾つかの指標もクリアする必要があります。

 

hyousyou2012
両会長表彰の被表彰病院の記念撮影

鹿児島県立姶良病院                      岩手県立東和病院

岡山県精神科医療センター                       青梅市立総合病院 佐世保市立総合病院

 

kaityouaisatu 表彰式 会長挨拶

 

hyousyoujyoujyuyo 表彰式 表彰状授与

 

120524hyosyojyo表彰状

 

東日本大震災の被災者に対する保健医療活動派遣

平成23年3月23日から平成23年7月1日まで合計20班を派遣し,宮城県女川町で診療及び保健相談等の保健医療活動を行いました。

宮城県女川町の被災状況 女川町立総合体育館の一室に「こころのケア診療所」を設置しました。
宮城県女川町の被災状況 女川町立総合体育館の一室に「こころのケア診療所」を設置しました。

 

一人でも多くの被災者の役に立つように地元保健師と共に活動前後に入念なミーティングを行いました。 ミーティングの様子
一人でも多くの被災者の役に立つように地元保健師と共に活動前後に入念なミーティングを行いました。 ミーティングの様子
自衛隊の車両で移動するときもありました 巡回診療
活動現場へは,鹿児島県の公用車2台で移動し巡回診療をしていましたが,道路が被害を受けている地域へは,自衛隊の車両で移動するときもありました。 巡回診療

「鹿児島県 こころのケアチーム」

 
派遣期間
派遣職員
医師
看護師
保健師
運転技師
第1班 3/23~3/28 山畑 良蔵 中村 拓郎 県保健師2名 県運転技師1名
第2班 3/27~4/ 2 新里 研吾 県医師1名 畠中 靖彦 県保健師2名 県運転技師1名
第3班 4/ 1~4/ 7 竹ノ内 薫 神野 竹虎 県保健師4名 県運転技師1名
第4班 4/ 6~4/12 畑 幸宏 上之園 和恵 県保健師4名 県運転技師1名
第5班 4/11~4/17 吉牟田 泰史 上水流 育代 県保健師4名 県運転技師1名
第6班 4/16~4/22 福田 恭哉 田邊 誠輝 県保健師4名 県運転技師1名
第7班 4/21~4/27 和田 学 山下 一志 県保健師4名 県運転技師1名
第8班 4/26~5/ 2 新里 研吾 井手田 三千代 県保健師2名 市町村保健師2名 県運転技師1名
第9班 5/ 1~5/ 7 山畑 良蔵 県医師1名 兒嶋 昭子 県保健師2名 市町村保健師2名 県運転技師1名
第10班 5/ 6~5/12 鹿大医師1名 高濱 千鶴 県保健師2名 市町村保健師2名 県運転技師1名
第11班 5/11~5/17 鹿大医師1名 県看護師 県保健師2名 市町村保健師2名 県運転技師1名
第12班 5/16~5/22 福田 恭哉 県看護師 県保健師2名 市町村保健師2名 県運転技師1名
第13班 5/21~5/27 竹ノ内 薫 県看護師 県保健師2名 市町村保健師2名 県運転技師1名
第14班 5/26~6/ 1 鹿大医師1名 県看護師 県保健師2名 市町村保健師2名 県運転技師1名
第15班 5/31~6/ 6 吉牟田 泰史 県看護師 県保健師2名 市町村保健師2名 県運転技師1名
第16班 6/ 5~6/11 鹿大医師1名 県看護師 県保健師2名 市町村保健師2名 県運転技師1名
第17班 6/10~6/16 新里 研吾 県看護師 県保健師2名 市町村保健師2名 県運転技師1名
第18班 6/15~6/21 鹿大医師1名 県医師1名 県看護師 県保健師2名 市町村保健師2名 県運転技師1名
第19班 6/20~6/26 和田 学 県看護師 県保健師1名 市町村保健師2名 県運転技師1名
第20班 6/25~7/ 1 鹿大医師1名 県看護師 県保健師1名 市町村保健師2名 県運転技師1名
【派遣職員の感想】
  • 地域の力を信じ一人一人の健康な心を信じて,復興に向けて前に進むことの大切さを考えています。
  • 災害の大きさに,言葉を失いました。 
  • 「こころのケアチーム」の活動が,少しでも被災者支援に寄与できればと考えています。
  • 「団結力」を感じました。助け合いの心を。
  • 大変な震災に言葉もありませんでしたが,懸命に復興へ取り組む人々への少しでも手助けになれば幸いと思い診療にあたりました。
  • 「泥と瓦礫の中で」五感と理性が砕け,53オヤジ,幾度も泣いた。
 

新潟県中越地震の被災者に対する保健医療活動派遣

平成16年10月31日から平成16年11月25日まで合計4班を派遣し,長岡市内6ヵ所の避難場所で診療及び保健相談等の保健医療活動を行いました。

避難所の様子 被災された方々に対して,災害時のストレス反応についての講義を行いました。
避難所の様子 被災された方々に対して,災害時のストレス反応についての講義を行いました。

「鹿児島県 こころのケアチーム」

 
派遣期間
派遣職員
班長(医師)
看護師
保健師
薬剤師/事務
運転技師
第1班 10/31~11/7 山畑 良蔵 米重 幸子 県保健師 2名 県薬剤師 1名 県運転技師 1名
第2班 11/6~11/13 岩城 宏之 久永 宏美 県保健師 2名 木下 利春(事務) 県運転技師 1名
第3班 11/12~11/19 江口 政治 坂口 涼子 県保健師 2名 川原 郁夫(事務) 県運転技師 1名
第4班 11/18~11/25 和田 学 新福 玲子 県保健師 2名 森田 義春(事務) 県運転技師 1名
 


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