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応接室に歴代院長の肖像を掲示しました

 

管理棟2階応接室に歴代院長の肖像を掲示しました

 

3年ほど前,上山院長の元に徳島県立博物館の館長から電話があり,「私は九大農学部で大沢教授の教えを受けた者ですが,教授の父上は貴院の前身である鹿児島病院精神科分院の初代精神科部長です。貴院に大沢部長の記録はありませんか。」とのお尋ねでした。

院長は病院にあった資料を送り大沢教授ご本人とも連絡を取ったところ,「家族は平野町に住んでいて,毎朝黒塗りの車が父を迎えにきていたことを子供心に覚えています。」とのことで,大沢部長の写真も借りることができたことから,院内に歴代院長の肖像を飾ろうということになりました。

 

当院の歴代院長は初代精神科部長の 大沢 宏 先生,2代目の新名 常造 先生,鹿児島保養院初代院長の 佐藤 幹正 先生,2代目の 佐保 威彦 先生,3代目の 新里 邦夫 先生,そして4代目の上山院長です。

 

2代部長の新名先生は昭和6年に当院を退職後,福岡県立精神医療センター太宰府病院の初代院長を務められたことが同病院のホームページにあったので問い合わせてみましたが,残念ながら同病院にも肖像はありませんでした。しかし,山畑副院長がインターネットで「九大医学部精神科病棟雑誌ココロ新名常造博士居追悼号」という古書を見つけて入手されたところ,幸い新名先生の肖像が1枚だけ掲載されていました。

 

保養院初代院長の佐藤先生は鹿児島大学医学部教授も兼ねておられたことから,鹿児島大学の教授退官記念誌に肖像がありました。

 

2代院長の佐保先生は,ご次男が鹿児島医療センター麻酔科の先生ということでご連絡したところ,ご長男が当院まで写真をご持参くださいました。

 

新里先生,上山先生の写真はいま準備中ですが,大沢先生から佐保先生までの4代の写真は既に応接室に掲示しましたので,職員の皆さんも何かの折りに歴代院長の肖像をご覧になってください。

 

先生方が鹿児島県の精神科医療を支え続けてきた当院の歴史を語りかけてくださるような気がします。

 

左から大沢部長,新名部長,中央に自治体立優良病院表彰状,佐藤院長,佐保院長左から大沢部長,新名部長,中央に自治体立優良病院表彰状,佐藤院長,佐保院長です。

 

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