鹿児島県大隅地域の皆さまが安心して暮らせ、心の支えとなる病院を目指します。

がん診療について

がん診療に関する相談

鹿屋医療センターでは、地域の皆様のがんについての疑問や心配などのご相談をお受けするため、がん相談支援センターを開設しています。
当院の患者さんだけでなく、ご家族の方や他の病院にかかっている方など、どなたの相談でもお受けしていますので、お気軽にお訪ねください。

緩和ケアチームについて

緩和ケアチームは、緩和ケアに経験豊富な医師・看護師をはじめ、薬剤師、管理栄養士、臨床心理士、理学療法士、医療福祉相談員、歯科衛生士等多職種で構成されています。
がんに伴う痛みや不快感など身体的症状だけでなく、心理的症状にも対処し、患者さん及びご家族の生活を支援します。
患者さん及びご家族の立場にたって、チーム全員で取り組んでいますので、お気軽にご相談ください。

神経ブロックについて

神経ブロックとは、局所麻酔薬の投与や神経破壊的処置などにより、末梢から中枢への侵害性入力を抑制または遮断することにより鎮痛効果を発揮する手法のことです。がん疼痛においては、オピオイドの全身投与で効果が不十分な場合(神経障害性疼痛、骨転移の痛み、体動時痛など)や副作用のために十分な量のオピオイドが投与できない場合(悪心・嘔吐・便秘・眠気・意識障害など)、薬物療法より優れた効果が期待できる場合(膵臓がんに対する腹腔神経叢ブロックなど)に適応となります。
当院では、緩和ケアチームと担当医師が診察後、鹿児島市医師会病院ペインクリニック内科へ紹介し、神経ブロックを適切な時期に行えるよう努めております。

患者会(あやめ会)について

あやめ会は,がん患者さんとそのご家族の情報交換や交流の場です。誰かにきいてほしい,いろいろな情報や体験などをききたい,そんな時に自由に参加できる集いの場です。

  • 無料ですので、ご自由にご参加ください。
  • 連絡先 0994-42-0981(がん相談支援センター)
 開催日時時間場所
患者会(あやめ会) 毎月第4木曜日 13時から15時まで

5階ラウンジ

がん相談支援センター(医療相談室)

相談員 看護師、社会福祉士及び医療福祉相談員
利用時間 月曜日〜金曜日(祝祭日は除く)8時30分〜12時、13時〜17時
TEL 0994-42-0981(直通)
E-mail このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にしてください

災害その他特別の理由(生活困窮を除く)により医療費の支払いが困難な場合には、健康保険法や国民健康保険法等に基づく一部負担金、減免制度がありますので、医療福祉相談員にご相談ください。

※他の患者さん方の時間帯と重なる場合がありますので、事前に連絡くださるようお願いします。

緩和ケア・褥瘡ケア看護師による訪問看護

緩和ケアや褥瘡などのスキンケアを必要とする患者さんや家族が安心して円滑に在宅療養生活を継続していくために、専門性の高い知識・技術を持つ認定看護師と、在宅医療を担う訪問看護師が連携して地域医療をより深めていくことができればと思います。

 

対象患者

  1. 訪問看護を利用している悪性腫瘍の鎮痛療法もしくは化学療法中の患者
  2. 訪問看護を利用している真皮を越える(D3以上)褥瘡のある患者又は、人工肛門若しくは人工膀胱を造設して管理が困難な患者であって、通院が困難な患者

 

上記以外の条件の場合でも、ご相談に応じます。まず、地域医療連携室までご連絡ください。

 

県民健康プラザ鹿屋医療センター 地域医療連携室
TEL.0994-42-5101(内線606)
FAX.0994-42-7154

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がん診療に関する取組

当センターは、がんの治療方針を決定するに当たり、外科、婦人科、内科、放射線科等複数の専門医による「キャンサーボード」によって十分検討し、最善の医療の提供に努めています。また、がん治療連携計画策定病院として,がん診療地域連携クリティカルパスを使用し,地域医療機関と十分な連携体制を基に、地域においても、安心して最善の治療が受けられるよう努めています。

 

がん診療実施状況

手術件数(令和3年1月~12月)

がん種別手術件数
食道 1件
9件
結腸 17件
直腸 7件
乳腺 14件
試験開腹 3件
その他 8件
婦人科疾患 42件
 合 計 101件

手術以外の件数(令和3年1月~12月)

治療法治療人数及び件数
放射線治療(リニアック) 151人                             
外来化学療法 739件              

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大隅地域における緩和ケア(がん等)に関する在宅介護の現状

 

大隅地域における緩和ケア(がん等)に関する在宅介護の現状に関し各事業所(医療機関・訪問看護事業所・訪問介護事業所・調剤薬局)にアンケート調査を実施しました。

(データは令和4年7月現在)

アンケート結果

大隅緩和ケアネットワーク会アンケート結果.pdf

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がんゲノム医療とは?

 

がん遺伝子が作る異常なタンパク質のみを狙い撃ちする抗がん薬(分子標的治療薬と呼ばれる)は,従来の抗がん剤治療を根底から変えました。

現在,遺伝子を解析することは,既に一部のがんの診断と治療に必要不可欠なものになっています。多くのがんは,多数の遺伝子異常が関与していることが分かっており,その遺伝子1つ1つを調べていては正確な診断と治療に辿り着くには時間が掛かります。100以上の治療に関連するがん遺伝子を網羅的に調べ,個別に最も適した抗がん剤の情報を提供するのが「がん遺伝子パネル検査」による「がんゲノム医療」です。

当院では,「鹿児島大学病院 がん遺伝子外来 腫瘍センター がんゲノム医療部門」へご紹介できる体制を取っています。がんゲノム医療について相談したい・検査を希望したい方は,鹿屋医療センター内の「がん相談支援センター」へお声掛けください。

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当院で治療が困難ながん診療に関してのお知らせ

 

当院では,肺がん・前立腺がん等に対して,下記の施設と連携・情報共有を行う体制を整備しています。

がん種 連携病院
・肺がん 鹿児島大学病院
・前立腺がん

大手町クリニック

鹿屋泌尿器科

さくらやまクリニック

鹿児島大学病院

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