鹿児島県大隅地域の皆さまが安心して暮らせ、心の支えとなる病院を目指します。

医療安全管理室

患者さんが、安心して安全な医療が受けられる環境を整えるために、組織横断的に院内の安全管理を担う部門として医療安全管理室を設置しています。

医療安全管理の基本理念

それぞれの個人レベルでの事故防止対策と、医療施設全体の組織的な事故防止対策の二つの対策を推し進めることによって、医療事故を無くし、患者が安心して安全な医療を受けられる環境を整えます。

医療安全管理体制図

医療安全管理体制図

平成29年10 月改訂
令和元年10月1日改訂
令和3年4月改訂

職員構成

  1. 医療安全管理室長
    医療安全管理に関する施策を主導する。
  2. 副医療安全管理室長(専従・医療安全管理者)
    医療安全管理責任者から委譲された範囲で一定の権限をもち、病院全体に係る医療安全対策の立案・実行・評価を含めた医療安全のための活動を行う。
  3. 感染管理認定看護師(専従)
    院内の感染管理に関する業務を推進する。
  4. 医薬品安全管理責任者(薬局長)
    医薬品の安全管理に対する措置を講じるとともに、使用のための手順書の作成及び医薬品の安全管理に関する業務を行う。
  5. 医療機器安全管理責任者(臨床工学技士)
    医療機器の適切な使用、保守点検や、安全使用のための研修など医療機器の統括的な管理を行う。
  6. 医療放射線安全管理責任者(兼医療安全管理室長)
    診療用放射線の利用に係る安全な管理のための業務を推進する。
  7. 事務管理(事務次長)
    事務全般に於いて医療安全管理室を補佐する。

医療安全管理部門の業務

  1. 医療安全管理室の業務に関する企画立案及び評価を行う。
  2. 定期的に院内を巡回し各部門における医療安全対策の実施状況を把握・分析し、医療安全確保のために必要な業務改善等の具体的な対策を推進する。
  3. 各部門における医療事故防止担当者への支援を行う。
  4. 医療安全対策の体制確保のための各部門との調整を行う。
  5. 医療安全対策に係る体制を確保するための職員研修を企画・実施する。
  6. 相談窓口等の担当者と密接な連携を図り、医療安全対策に係る患者・家族の相談に適切に応じる体制を支援する。
  7. 文書管理に関すること。

感染管理部門

感染対策の基本指針

  1. 患者の安全を最優先とする。
  2. すべての医療従事者その他職員が院内感染対策・感染防止の重要性を認識し、院内感染予防策を遵守し、安全な医療環境の提供に努める。
  3. 医療従事者が院内感染し又感染源と成り得ることを十分認識し、医療従事者その他職員の安全の確保と医療環境の整備にも配慮するものとする。
  4. 感染対策の実施に必要な予算を措置するものとする。

院内感染対策の取組み

  1. 患者さんやご家族をはじめ、院内に関わるすべての人たちを感染から守るために、標準予防策と感染経路別予防策を基本とした感染対策を遵守しています。
  2. 職員一人ひとりが健康管理に留意し、自らが感染源とならないように努めています。
  3. 感染対策の専門的知識を持った医師・看護師・薬剤師・検査技師によって感染制御チーム(ICT)を結成し、院内の感染対策の推進に努めています。
  4. 院内感染が発生した場合は、速やかに対処します。
  5. 感染拡大の防止のために、必要時は隔離やマスクの着用など感染防止対策を実施します。
  6. 感染予防策の実施に際しては、個人の権利とプライバシーの擁護に努めます。
  7. 抗菌薬を適正に使用し、耐性菌出現の抑制に努めています。
  8. 地域の医療機関とも連携し、地域の感染予防を推進しています。

活動風景

転倒・転落防止への取り組み

近年、高齢者や認知症の患者さんが増加しており、転倒・転落の危険が予測される件数も増加しています。また、入院による、生活環境の変化、治療、薬剤の使用により転倒・転落のリスクは高くなります。

当院の取り組みとして、入院時に、転倒・転落の評価を行い、レベルに応じた対策を立てています。転倒・転落を完全に防ぐことは困難ですが、転倒・転落を起こした場合、状況により患者さんも参加して頂き、早期に現場検証を行い再発防止に努めています。ぜひ、入院時は履きなれた靴をご準備ください。

20240314  
   
感染管理への取組み
教育 十分な換気
感染管理認定看護師は、
院内・外の医療従事者への教育も行っています。
院内感染対策の一環として、玄関のドアや窓を
開放して院内の十分な換気を行っております。