鹿児島県奄美地域の皆さまが安心して暮らせ、心の支えとなる病院を目指します。

救命救急センター

 

あいさつ

救命救急センター

石神 院長

 鹿児島県立大島病院の救命救急センターは鹿児島市立病院、鹿児島大学附属病院に次ぎ県内では3番目の救命救急センターであり、屋上にドクターヘリ用ヘリポート、2階にICU4床、HCU6床と1階の救急外来には手術室、80列CT、検査室などを備え、奄美保健医療圏11万人の救急医療の拠点として機能しています。

 さらに当院は2017年12月から運用された奄美ドクターヘリの基地病院です。 鹿児島大学医学部から派遣された救命救急科専従の救急医3名を中心に、心疾患、脳血管疾患、小児周産期疾患、急性腹症、高エネルギー外傷などの重症救急患者を各専門診療科医師のバックアップのもと、365日24時間体制で受け入れており、当センターの設立+ドクターヘリの運用開始により、奄美離島地域(喜界島、徳之島、加計呂麻島、沖永良部、与論、吐噶喇列島)の救急医療環境が大きく前進しました。

 当院はDMAT指定病院、災害拠点(地域災害医療センター)指定病院として災害医療に対応できる体制を整えております。さらに臨床研修指定病院、管理型臨床研修病院でもあり、鹿児島大学・自治医科大学をはじめとする多くの研修医、医学部学生の救急医療の修練施設として研修、実習、教育の場を提供しております。

 「鹿児島離島医療の最後の砦」として当センタースタッフは地域完結型の救命を目指して活躍しています。

 

鹿児島県立大島病院 院長 石神 純也

「連携」を大切に。

あまみ救命

 

はじめまして,2022年4月から救命救急センター長を拝命しております中村健太郎と申します。当救命救急センターは奄美群島に暮らす10万人の生活を支えるべく2014年6月に離島初の地域救命救急センターとして開設されました。その2年後の2016年12月にドクターヘリ運航を開始し,以来奄美医療圏・十島村までの非常に広大なエリアの救急医療をカバーできるようになりました。年間の救急車搬入数は1800〜2000件,ドクターヘリによる患者搬送数は250〜300件にのぼり,院内全ての診療科の協力を得ながら24時間365日,いかなる救急患者にも対応できる体制を作っております。当院で対応が困難な疾患や外傷の方については鹿児島本土や沖縄の医療機関と連携を図り,また,ドクターヘリでの搬送が困難な状況(夜間や荒天時)では消防・自衛隊・海上保安庁などと連携を図り,最適な医療が受けられるよう調整することも地域救命救急センターの役目と認識しています。そのほか当院は災害時の医療の中核を担う群島唯一の災害拠点病院にも指定されておりますので,いざというときの医療提供体制を維持できるよう,行政や他医療機関と協調しながら来るべき災害に備えておく責務もあると考えています。

さて,救命救急センターではさまざまな疾患の患者さんに対応しますが,特に心大血管疾患,脳卒中,多発外傷,敗血症(重症感染症),心肺停止患者など,緊急度・重症度ともに高い患者さんの救命率向上,社会復帰率向上に重きを置いています。それには病院前救急(救急隊やドクターヘリの活動),救急外来(emergency room:ER)における急性期治療,それに引き続く集中治療がうまく連動する必要がありますので,消防機関や院内各科,高次医療機関との定期的な症例検討会・カンファレンス開催を通して,顔が見える関係の構築を心掛けております。また,救命の連鎖の第一歩である一般市民による応急手当て,119通報も重要視し,小中学生や市民向けのBLS教育・啓蒙活動などにも携わっております。一方で,奄美大島には県本土にあるような夜間急病センターがありませんので,救命救急センターは困ったときの「かけ込み寺」としての側面も持ち合わせる必要があることも認識しております。いざというときの最後の砦として,困ったときのかけ込み寺として,災害時の拠点病院として,島に暮らす皆様のための救命救急センターでありたいと考えていますので,お困りの際はどうぞお気軽にご相談下さい。関係機関との連携を大切に,社会と病院とを繋ぐ「架け橋」として機能しつつ,皆様の生活にそっと寄り添うような優しく温かい医療を提供できるよう尽力して参ります。どうぞよろしくお願い致します。

救命救急センター長 中村 健太郎

 
 
 
 

臨床研修センターについて

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 救命救急センターの開設と同時に4~6階に臨床研修センターが併設されています。研修医や看護師をはじめとしたコメディカルの訓練だけでなく、医学生や看護学生の教育にも使える様々なシミュレーターを備えています。

 医療に関係する様々な職種の皆さんが利用でき、また、宿泊施設も備えていることから島外からの研修も利便性が向上すると思います。自身のスキルアップや合同での研修会などにぜひ利用してください。

鹿児島県立大島病院 臨床研修センター長 森田 喜紀

救命救急センターフロア図

フロア図

お見舞い案内

面会時間

11:00~13:00,15:00~16:30,18:00~20:00(面会時間が変更になりましたのでご注意ください。)

救命救急センター航空写真

救命救急センター外観

研修や施設利用に関する問い合わせ先

鹿児島県立大島病院 総務課

代表電話番号:0997-52-3611(内線 3312・3313)
E-mail: oshi-hossomuka@pref.kagoshima.lg.jp

テレビ放送の紹介

KTS:ピックアップかごしま 「県立大島病院救命救急センター運用開始」 として紹介されています。

         ピックアップかごしま 
          (カテゴリー 医療・福祉から検索してください。2016/10/19 リンク先確認)

救急車応需状況

999 応需状況令和4年度末まで 2

 

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