鹿児島県奄美地域の皆さまが安心して暮らせ、心の支えとなる病院を目指します。

院長挨拶

院長

 石神純也です。当院のホームページをご覧いただきありがとうございます。院長を拝命して1年を経過いたしました。気持ちも新たに令和元年を迎えることになりました。今年度もよろしくお願いいたします。こちら奄美は近年大きく社会環境が変わりつつあります。奄美へのバニラ、スカイマークなどLCC乗り入れの便数の増加に伴い、島内のあちらこちらで東京や大阪からの旅行客を見受けられ、奄美の観光・ホテルやレンタカー屋さんが活況を呈しています。また、本年4月からは陸上自衛隊も550名規模で開設されました。反対に奄美の秘められた離島感が薄れつつあり、残念ですが、私はストレスがたまるたびに釣りやシュノーケリングで奄美の美しい海に癒されております。
 さて、奄美2次医療圏における5疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病、精神疾患うち精神科を除く)と5事業(救急医療、災害医療、へき地医療の支援、周産期医療、小児医療)を担う高度急性期・急性期の病院として当院の果たす役割は大きくなってきております。
 平成26年に開設された救命救急センターでは365日、24時間急患の受け入れで年間約12000件の患者さんを受け入れておりますし、平成28年末に鹿児島県2番目に開設された奄美ドクターヘリは年間約400件以上の出動があります。いままで病院までの搬送に苦労していた離島へき地での救急疾患への対応が迅速化し、循環器疾患や脳血管障害を中心とした疾患への早期治療が可能となり、その治癒率や救命率が飛躍的に高まっており、まさにドクターヘリ効果を実感させられます。
 一方でこういった救急疾患に対する治療を提供できる背景には当院の充実した診療体制が挙げられます。離島にありながら24時間体制で急患の手術やカテーテル治療を行えるスキルを持ち合わせた医師の存在とマンパワーです。鹿児島大学医学部の各医局・教授からのご理解をいただきながらの手厚いサポートの賜物と感謝しております。
 当院は鹿児島県立病院プログラムの基幹病院として研修医の教育にも力を注いでいます。今年度は8名の研修医が初期臨床研修を開始され、後期研修医6名、研修医2年目の10名を合わせて24名となりました。少数精鋭の研修医たちが適切な指導医の指導のもと多領域におよぶ多くの疾患・症例を経験します。2年時にはドクターヘリの研修も待っており、特に命に直結するさまざまな急性疾患の診断・治療を最前線で学ぶことができます。研修後には良き医療人として他機関の研修医とは一味違った成長した姿を見せていただけることを期待しています。
 2次医療圏としての奄美地区は近年、高度急性期・急性期疾患の治療がますます集約化される傾向にあります。当院は急性疾患の最後の砦として常にベストな医療を提供できるように人材の育成や最新医療機器の整備を進めてまいります。その一環として最新の放射線治療機器が来年度には整備される予定で、IMRT・定位放射線治療によるピンポイントで多くの放射線を副作用少なく照射できるようになります。肺癌や肝癌、脳腫瘍などいままで島外施設での放射線治療を余儀なくせざるを得なった患者さんにとっては福音です。 病院機能の分化がより明確になりつつあります。当院は高度急性期と急性期疾患を扱う病院としてその機能をしっかりと果たし、医師会、隣接の病院や医療施設との連携を密にして、地域全体で患者さんをサポートする体制を構築していきたいと考えております。
 変化するさまざまな医療環境に柔軟に対応し、地域の皆さまに信頼され、愛される病院を目指して住民の皆様に安全で安心な良質な医療を提供できるよう職員一同頑張っていきたいと考えています。新しい時代、令和も鹿児島県立大島病院をよろしくお願いいたします。

 

            令和 元 年 5 月

        院長  石神 純也

 

 

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