最高の2年間をここ奄美大島で!
砂川 奈慶
鹿児島大学卒業
鹿児島県出身
私の研修プログラム~県立大島病院での研修を選んだ理由
在学時,病院見学で訪れた際、県立大島病院の研修医の先生方がとても生き生きと働かれていたのが印象的でした。特に、救急外来ではcommon diseaseな疾患から重症な疾患まで、幅広く研修医がファーストタッチで対応する姿に憧れました。
実際に勤務してみると、日々の研修生活でも上級医の先生方との距離が近く、診療科の垣根を越えて相談しやすい環境がとても魅力的です。
1日の研修スケジュール
【小児科】
8:30 | 〈病棟業務(回診や採血など)〉 指導医の監督のもと,小児や新生児の採血を行ったり,病棟回診して指導医と協議し,患者さんの今後の方針を決めています。 |
9:00 | 〈外来見学〉 専門医の先生の外来を見学したり,処理の補助を行っています。実際に外来で診察をし,上級医に相談の上,方針を決めていきます。 |
13:30 | 〈予防接種や乳幼児健診など〉 定期受診や個別フォローの必要な患者さんの予防接種を行ったり、町で行われている乳幼児健診に出向きます。 |
17:00 | 〈研修医レクチャー〉 専門科からのレクチャーや、研修医の抄読会、症例検討会などを行っています。 |
休日の過ごし方
夏は海でシュノーケリングや同期とBBQをしたり、冬はドライブやカフェ巡りをしています。
大のお気に入りのパン屋さんでメロンパンを買い、ぼーっと海を眺めることもあります。
また、時々奄美大島で行われるシーカヤックの大会やマラソン大会などにみんなで参加することもあります。
最後に(医学生へ向けて一言)
一緒に働く先生方はとても熱心で、研修医同士切磋琢磨し合い、良い刺激を受けながら頑張っています。
ぜひ一度病院見学に来てください。
自然豊かな奄美で幅広い医療を
川路 日菜
令和6年 自治医科大学卒業
鹿児島県鹿児島市出身
大学時代の部活/ラグビー部、フットサルサークル、国際交流サークル
私の研修プログラム 県立大島病院での研修を選んだ理由
私は自治医科大学を卒業し、県立病院プログラムで初期臨床研修を行うことが決まっており、4月からの研修場所として県立大島病院を選びました。
県立病院では学生時代に2回、合計で6週間実習を行いました。目の前の患者の疾患にアプローチするだけでなく、背景にある普段の生活状況や島全体の医療体制にまで目を向け、地域の将来まで考えて医療に取り組む先生方の姿は、私が将来目指したい医師そのものでした。
熱い想いを持った先生方のもとで医療を学びたい、地域へ介入する方法を学びたいと思い、初任地に県立大島病院を選択しました。
1日の研修スケジュール
【救急科】
8:00 | 〈モーニングカンファレンス(任意参加)〉 当直帯に救急外来で診療した症例を振り返り、研修医、指導医の先生方とディスカッションします。診療科を問わず多くの先生方が参加します。 |
8:30 | 科内カンファレンス、回診 |
9:30 | 〈外来業務、病棟業務〉 当院の救急科外来では研修医が初療を担い、指導医の先生とディスカッションしながら検査や診断、今後の方針を考えていきます。 病棟では主に急性期の人工呼吸管理や鎮静管理などを学ぶ一方で、在宅医療への引き継ぎや緩和ケアも経験することができます。 |
17:15 | 〈勤務終了〉 消防隊との症例検討会(救急科の先生方と。月に1回) 研修医ミーティング(月に4回) スポーツ同好会(月に3〜4回) |
休日の過ごし方
奄美大島はこれまでにも何度か訪れたことはありますが、まだまだ知らないところが多いと感じております。
先日は車で島の北部の方でルリカケスをみたり、南部の方へアマミノクロウサギを見に行きました。また、5月からは同期と一緒にダイビングに行こうと考えています。自然、中でも海が好きで、動物を観察することや写真を撮ることが好きな私にとって、奄美大島は最高の場所です。
また、美味しいランチを食べられるお店やおしゃれなカフェ、島料理を味わえる居酒屋など、奄美での食事も楽しみです。
奄美大島の自然に惹かれて赴任されている先生方も多く、素潜り、モリつき、パラグライディング、サーフィン、釣り、天体観測など様々な奄美の楽しみ方を教えてくださります。
これから、奄美大島でどのような体験が待っているのか楽しみです。
最後に(医学生へ向けて一言)
奄美群島には、約7万人の方が暮らしています。鹿児島県本土や沖縄本島とは約350km離れており、大島県立病院は群島内唯一の三次救急施設として医療を提供しています。
急性疾患や重篤な疾患に対応しつつ、日常診療でよく遭遇する疾患や慢性疾患にも対応します。
研修医歴1ヶ月ではありますが、既に、県立大島病院では他職種連携や地域連携を含む、多種多様な医療を経験することができると感じております。
もちろん、本土の大病院や大学病院との連携もあり、将来、自分がどのような形で医療に携わりたいかを考えていく上で非常に貴重な経験を積ませていただいています。
奄美大島は、国内で2番目に大きい離島であり、生活する上での不自由はほとんどありません。豊かな自然と地域の方々の温かさに囲まれながら、充実した離島ライフを送っています。
奄美の良さは、見聞きするだけでは伝わりきらないことばかりです。ぜひ見学にお越しいただき、県立病院での研修の様子や奄美大島の雄大な自然を体感していただければ嬉しく思います。お待ちしております!
奄美大島で臨床能力を鍛えたい!
吉水 元希
令和5年 鹿児島大学卒業
鹿児島市出身
私の研修プログラム~県立大島病院での研修を選んだ理由〜
私が県立大島病院での研修を選択した理由は2つあります。大学生の夏、大島病院の救急科を見学した際に研修医がファーストタッチを行っている姿を目にしました。それが非常に格好良く映り、私も患者さんに対して同じように診察できるようになりたいと感じたことが理由の1つ目です。大島病院での研修を通して、適切な医療を提供できる医師に成長したいと思っています。
もう1つの理由は奄美の環境が非常に新鮮に感じられたことです。奄美での生活が楽しそうだと思いました。これまで生活環境の変化が乏しかった私にとって、この研修プログラムは魅力的な機会を与えてくれました。今後の2年間でさまざまな病院で研修を積み、多くの経験を得たいと思っています。
1日の研修スケジュール
【消化器内科】
8:00 | 消化器内科カンファレンス(任意参加) |
8:30 | 病棟回診 |
午前 | 上部・下部消化管内視鏡検査、外来 |
午後 | ERCP、大腸ステント治療等 |
休日の過ごし方
日中、ドライブに出かけてラーメンなどを食べに行っています。直近では味噌ラーメンを食べました。
これからの研修期間中に島中をたくさんドライブしたいと思っています。
また、ゆっくりしたいときは家の中でネットフリックスのアニメやドラマを視聴しています。
最後に(医学生へ向けて一言)
気が付けば大学生活も終わり、医師としての新しい生活が始まりました。
研修医として最初は、何をしたらよいのか、臨床現場での動き方が分からないことも多いですが、1つ1つ焦らずに進めていけばきっと大丈夫です。
皆さんも、学生生活を精一杯楽しんだり勉強したりしてくださいね!奄美には美しい自然と温かい人々がいますので、ぜひ一度、見学や遊びに来てみてはいかがでしょうか。
もし奄美での研修を決めたら、一緒に働けることを楽しみにしています!
病院の紹介及び医学生へのメッセージ
上村 英里
鹿児島県県立病院局のホームページをご覧頂き、ありがとうございます。
県立大島病院は、世界遺産に登録された奄美大島本島に位置する鹿児島県立病院群初期研修プログラムの基幹型病院です。奄美群島における中核的医療施設として一次救急から三次救急を対応しながら、できる限り当院で診断~治療が完結できるように、奄美群島の最後の砦という意識を持って診療を行っています。
当院は、鹿児島大学病院の各医局からの派遣医師や自治医科大学卒業医師を中心に15の診療科、約50人弱の医師が常勤しています。医局は、ほとんどの診療科が同じフロアにあり、昼食などは医局休憩室で摂ることが多いため、診療科の垣根を越えて気軽に相談し合える雰囲気があります。面倒見が良く、熱心な指導医が多いので数多くの疾患に対応しながら、必要な基礎知識や技術を習得するだけでなく、臨床医としての人間性や態度、思考を身につけることができます。
また、各部活動も盛んなため、医師だけでなく、コメディカルや他職種との交流もしやすく、お互いに相談しやすい関係が築けます。
初めて奄美に赴任する際には、尻込みする方が多いのですが、生活に必要な店舗や施設がぎゅっと詰まっているため、生活しやすく、気候だけでなく人とのつながりも温かいので、奄美大島での生活を気に入っていただけると思います。
以上のように、研修面でも生活面でも満足度の高い2年間を送ることができるため、鹿児島県立病院群初期研修プログラムを希望する研修医は、鹿児島県出身者に限らず、県外からも増加傾向にあります。各学年10人前後の研修医でお互いに切磋琢磨しながら、当直明けや休みの日には奄美大島の豊かな自然に触れて心身共に充足した時間を過ごすことができます。
2年間の研修を終える頃には、救急外来での対応はもちろんのこと、地域社会や住民の方々に貢献できる診療能力を身につけることができ、自信を持って専門研修にも臨むことができるでしょう。また、困ったときにはいつでも相談できる仲間や先輩も増えているはずです。
病院見学も随時受け付けております。まずは、一度足を運んでいただき、奄美大島の自然と当院の雰囲気に触れて頂けると幸いです。そして、一緒に奄美大島の医療を支え、盛り上げていきましょう。