鹿児島県奄美地域の皆さまが安心して暮らせ、心の支えとなる病院を目指します。

更新日 2024.05.22

中央放射線部

 

機器の紹介

一般撮影装置

エックス線を使って体のさまざまな部位を撮影できます。
FPD(Flat Panel Detector)及びCR(Computed Radlography)システムを使用することで撮影されたX線画像は、それぞれの部位に適した画像処理を行うことができ、診断価値の高い画像を得ることができます。

一般撮影室昇降型寝台撮影装置胸部X線画像腹部X線画像

立位撮影装置     昇降型寝台撮影装置      胸部エックス線画像      腹部エックス線画像

 

救命センター撮影室

救命救急センター 一般撮影装置

乳房エックス線撮影装置(マンモグラフィ撮影装置)

マンモグラフィとは乳がんを診断する方法の一つで、乳房専用のレントゲン撮影です。
触ってもわからない早期の小さながんを見つけることができます。
また当院では高精細モニタ(5M)を導入し診断価値の高い画像を提供しています。撮影は乳房を挟みながら圧迫して行い、検査時間は約15分です。「痛みの少ない」圧迫システムの採用で、安心して検査を受けていただけます。

女性技師による撮影を希望される方は,中央放射線部受付にお声かけください。

高精細モニタ(5M)マンモ装置両側乳房X線画像

高精細モニタ(5M)      乳房エックス線撮影装置    両側乳房エックス線画像

エックス線TV装置

 身体にエックス線を連続してあてて、目的とする身体の臓器・器官や内々に挿入しているファイバースコープなどの医療器具の状態を確認したり、造影剤を使用し動きを観ながらエックス線写真を撮影したり、その他の検査や治療をします。
 使用する装置は、FPD(Flat Panel Detector)を搭載しており、様々な種類の撮影方法が可能なことから、患者さんや医療従事者の被ばくが少なく診断価値の高い画像を提供することができます。

FPD搭載型X線TV装置ERCP胃透視脊髄造影

FPD搭載型エックス線TV装置      ERCP         胃透視        脊髄造影

CT

 一般のエックス線検査にも使用されるエックス線を使用し、体内を透過したエックス線量の差を検出器で測定しコンピューターで処理することにより体内の画像が得られます。
 導入されている機器は、MDCT(Multi Detector row CT)と呼ばれ高速で撮影を実施することが可能であることから、動きの早い心臓などの臓器の撮影も可能になっています。
 また、一般診療用の80列MDCTと放射線治療計画用80列MDCT,救命救急センター用80列MDCTを併用し、一般診療に影響を及ぼさない状態で救急患者さんに対応が可能な環境で検査が実施されています。新規導入された一般診療用の80列MDCTは,AI(人工知能)技術を用いて設計した世界初の画像再構成技術を搭載しています。それに伴い画質の改善による造影剤減量,被ばく線量の大幅な削減も可能となりました。
 この他、得られた撮影情報をもとに 3次元画像(立体画像)を作成する画像処理機器を配備しており診断補助や手術支援画像を作成しています。


 検査時間は、部位や撮影方法・造影剤使用の有無によっても異なりますが、およそ 5分~20分程度で終ります。

64列MDCT腹部画像腹部MPR画像胸部画像

一般診療用80列MDCT         腹部          腹部MPR画像      胸部画像

救命救急センター80MDCT冠動脈MIP画像冠動脈VR画像

80列MDCT(救命救急センター)   冠動脈MIP画像        冠動脈VR画像

 放射線治療装置用80MDCT  冠動脈CT

放射線治療計画用80MDCT          冠動脈CT(80kv)

MRI

 MRI検査は,ベッドに仰向けに寝た状態で大きなトンネルの中に入り,磁石と電磁波の力を使って身体の内部の状態を画像化します。身体のどの部分でも任意の断面で写真が撮れ,組織の形を描出するだけでなく,病気の広がりや程度の判断にも使用されます。またこの検査はエックス線を使わないので放射線による被ばくはなく、造影剤を使用しなくても血管や胆管などの抽出が可能です。
 検査時間は、撮像部位にもよって異なりますが15~40分程度です。検査中は大きな音がしますので,ヘッドホンで音楽を聴いたり,耳栓をしたりして検査を行います。
 当院のMRI装置は高速撮像が可能な機器や身体の動きによる画像の乱れを補正する機能が備わっており,安心して検査を受けることができます。

  • ペースメーカーや刺激電極などを身につけている方
  • 脳動脈クリップや人工関節などの金属を埋め込まれている方
  • 閉所恐怖症の方

1.5T MRI 201501頭部MRA画像腰椎MRI画像MRCP(胆のう・胆管・膵管)

1.5T MRI装置         頭部MRA画像      腰椎MRI画像      MRCP

核医学検査

 少量の放射性医薬品を静脈注射し,放射性医薬品が目的の臓器や組織に集まったところを専用の装置(ガンマカメラ)で撮影して画像を作成します。この検査によって,脳・心臓・全身の骨などの状態を調べ臓器の形態や機能などを知ることができます。検査によって目的の臓器に放射性医薬品が集まるまでの時間が異なり,放射性医薬品を投与後,すぐに検査開始出来る検査と,数時間から数日後の検査になるものがあります。検査に用いる放射性医薬品は時間とともに放射線を出す能力が減少し,体からも排出されます。また,副作用も極めて少ない薬です。

2検出型核医学装置脳血流シンチ画像脳血流シンチ画像2

2検出型核医学装置       脳血流シンチ画像1      脳血流シンチ画像2

心筋シンチ画像心筋シンチとCT画像の融合画像

心筋シンチ画像 

血管造影検査

  血管内に細かいチューブ(カテーテル)を挿入し、そこから造影剤や他の薬剤を注入することによって、目的の部位の画像を撮影し、病気の 診断や 治療をします。
 皮膚を大きく切開する外科的手術に比べ,身体への負担が少なく検査だけでなく,狭くなった血管を広げたり(血管拡張術),腫瘍を栄養する血管を詰めたり,臓器の出血を止める(動脈塞栓術)などの治療にも応用されており,当院では,24時間365日体制で緊急検査も含め対応しています。
  8inch及び16inchのフラットパネル検出器を保有しており,検査部位や治療部位に応じて最適な装置を選択することで,患者やスタッフの被ばくが少なく診断価値の高い画像を提供することができます。

血管造影装置頭部血管造影回転DSA再構築画像   回転DSA2

血管造影装置         頭部血管造影                回転DSA再構築画像

治療前左冠動脈治療後

治療前(左冠動脈)     治療後

放射線治療

 大島病院は奄美群島唯一の放射線治療施設です。令和2年10月には放射線治療装置が更新されました。治療装置やコンピューターの進歩に伴い,治療精度が向上し,より患者様にやさしい放射線治療を提供することが可能となりました。
 放射線治療は,手術・抗がん剤治療と並びがん治療の3本柱と言われますが,これらをうまく組み合わせることで,よりよい治療を目指すことができます。放射線治療は手術と同様に病気のある部分だけを治療します。からだへの負担が少ないので,ご年配の患者様や合併症のために他の治療が難しい方でも治療を検討することができます。
 また,放射線治療にはがんを治すための根治治療だけでなく,がんによる痛みなどの症状を軽減する目的で行う緩和照射などがあります。地域がん診療病院として,他の診療科や地域の医療機関と連携し,年間約100名の患者様の放射線治療を行っています。

ELEKTA

  ELEKTA社製 VersaHD

骨密度測定装置

骨の成分(カルシウムなど)の量を測定することによって、骨粗しょう症の診断などに用います。

 骨密度測定装置

 

歯科用パノラマ撮影装置

パノラマ撮影装置歯科用パノラマ撮影装置  

歯科用パノラマ撮影装置   パノラマエックス線写真

 歯科用デンタル撮影装置

 歯科用デンタル装置    デンタル写真

歯科用デンタル撮影装置   デンタルエックス線写真

 

 

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